08-18
2018
パイナップルにまつわる品々
前回の記事の、お蔵入りにする芝居「たねをまいたら」には、他にも小道具がまだありました。これまたボツになるのですが。
背景に使ったヤシの木みたいなのとか、葉っぱとか。

パイナップルの缶詰にはいってるような切り身も作りましたなあ。

切り身につけたマジックテープを順番に貼り合わせると、葉っぱのお皿にのせてお出しする感じのものが出来上がります。

切り身は、スポンジをはさみでカットし、アクリル絵具で着色しました。

パイナップル切り身をつなぐと、わっかになります。

首にかけると、あ~らあら、レイになっちゃちゃったりして。本物ならベトベトしそうですが。

また、紙に描いた絵や写真も使いました。

タイトルが「たねをまいたら」というくらいですから、種(たね)を扱った内容でありまして。
「トウモロコシやイチゴにも種があるのです」というシーンで、絵だけではさびしいから本物っぽいものも出そうと、フェルトや布で作りました。

「パイナップルには、種があるでしょうか」というところの動かぬ証拠として、本物の種を撮影した写真も登場。

この写真は、実際にパイナップルをお店で買ってきて、実をカットしつつ見つけた種を撮影したんでした。
種は、パイナップルの皮の近くにあることが多かったです。(当時は、デルモンテのお品がよく見つかりました。)

そういえば、見つかった種をまいて発芽もさせましたなあ。本葉が出る前に傷んじゃったけど。
他にも、海を描いた布の裏側から、波の板を動かすと、波頭が立ってるように見えるのがおもしろいかなあと思っ作った波と海のセット。ひょっこりひょうたん島のイメージですな。

また、「たねをまいたら」とはまったく別の芝居で、原子や分子を扱った5分くらいの短い芝居も何作か作りました。
そのうちの一つ「洗濯物を干すと、水分子が洗濯物から飛び出していって乾く」というシーン用に使われたものもあります。

じつは、原子・分子のお話は、ぜひ人形劇にしたいテーマでした。しかし実際に舞台にのせてみると、一般的な人形劇では見られないような変わった雰囲気をつくりだせはするものの、「勉強っぽさ」「理屈っぽさ」が抜けず、たのしいとかおもしろいにはいたりません。小さなお子さまがたには「なんだろうな、ポカーン?」の部類だったことでしょう。
かくして、こちらのシリーズもすべて撤退。無念ではあるけれど、上演の結果にはあらがえません。
とまあ、そんなこんなの品々を袋につめ、燃えるゴミの日へ。作るのはえらい時間がかかるけど、すてるのはじつに簡単、ポイッ。ああ、ひと時代が終わりましたなあ。

さて、来年度の上演作品は「ごんべとちゅうた」です。再演ではあるけれど、そのままではなんか不満足。手直しをしたくなりました。
もっとこう…アクション&漫才の雰囲気にプラスして、あったか~い気持ちにもなれるようなフィナーレをめざしとうございます。
稽古は今、ワンシーンぐらいずつ舞台で人形を動かしてはビデオにとってながめてアイデアを検討。「こうやったらどうだろう」の妄想と、「残念できませんでした」の現実をいったりきたりです。たまーに、「おお、それいいかも!」がみつかって、あらうれしい。ちょっぴり前へ進めます。
あのう、できれば小道具類の作り物が少ないことを希望です。どっさり作ってどっさりゴミの日は、つ、つらいですぞい。(美術担当より)
背景に使ったヤシの木みたいなのとか、葉っぱとか。

パイナップルの缶詰にはいってるような切り身も作りましたなあ。

切り身につけたマジックテープを順番に貼り合わせると、葉っぱのお皿にのせてお出しする感じのものが出来上がります。

切り身は、スポンジをはさみでカットし、アクリル絵具で着色しました。

パイナップル切り身をつなぐと、わっかになります。

首にかけると、あ~らあら、レイになっちゃちゃったりして。本物ならベトベトしそうですが。

また、紙に描いた絵や写真も使いました。

タイトルが「たねをまいたら」というくらいですから、種(たね)を扱った内容でありまして。
「トウモロコシやイチゴにも種があるのです」というシーンで、絵だけではさびしいから本物っぽいものも出そうと、フェルトや布で作りました。

「パイナップルには、種があるでしょうか」というところの動かぬ証拠として、本物の種を撮影した写真も登場。

この写真は、実際にパイナップルをお店で買ってきて、実をカットしつつ見つけた種を撮影したんでした。
種は、パイナップルの皮の近くにあることが多かったです。(当時は、デルモンテのお品がよく見つかりました。)

そういえば、見つかった種をまいて発芽もさせましたなあ。本葉が出る前に傷んじゃったけど。
他にも、海を描いた布の裏側から、波の板を動かすと、波頭が立ってるように見えるのがおもしろいかなあと思っ作った波と海のセット。ひょっこりひょうたん島のイメージですな。

また、「たねをまいたら」とはまったく別の芝居で、原子や分子を扱った5分くらいの短い芝居も何作か作りました。
そのうちの一つ「洗濯物を干すと、水分子が洗濯物から飛び出していって乾く」というシーン用に使われたものもあります。

じつは、原子・分子のお話は、ぜひ人形劇にしたいテーマでした。しかし実際に舞台にのせてみると、一般的な人形劇では見られないような変わった雰囲気をつくりだせはするものの、「勉強っぽさ」「理屈っぽさ」が抜けず、たのしいとかおもしろいにはいたりません。小さなお子さまがたには「なんだろうな、ポカーン?」の部類だったことでしょう。
かくして、こちらのシリーズもすべて撤退。無念ではあるけれど、上演の結果にはあらがえません。
とまあ、そんなこんなの品々を袋につめ、燃えるゴミの日へ。作るのはえらい時間がかかるけど、すてるのはじつに簡単、ポイッ。ああ、ひと時代が終わりましたなあ。

さて、来年度の上演作品は「ごんべとちゅうた」です。再演ではあるけれど、そのままではなんか不満足。手直しをしたくなりました。
もっとこう…アクション&漫才の雰囲気にプラスして、あったか~い気持ちにもなれるようなフィナーレをめざしとうございます。
稽古は今、ワンシーンぐらいずつ舞台で人形を動かしてはビデオにとってながめてアイデアを検討。「こうやったらどうだろう」の妄想と、「残念できませんでした」の現実をいったりきたりです。たまーに、「おお、それいいかも!」がみつかって、あらうれしい。ちょっぴり前へ進めます。
あのう、できれば小道具類の作り物が少ないことを希望です。どっさり作ってどっさりゴミの日は、つ、つらいですぞい。(美術担当より)
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