11-02
2010
新ジャンルへの挑戦
「新ジャンルへの挑戦」などと大きなタイトルで書こうと思ったのは、今年度の新作「たねをまいたら…」が、幾度かの改訂を経て、子どもたちに楽しんでもらえそうな作品になったからです。
そもそも「たねをまいたら…」の発案は、科学の授業を研究しているサークルでの体験がスタートでした。それはそれは楽しい体験でしたが、その体験が楽しかったのは、その前にいくつもの体験が重なっていたからこそでした。人形劇でそれだけの体験を重ねてもらう時間はありませんし、小さな子どもたちに科学の授業を理解してもらうこともできません。でも、この時に感じた科学の楽しさを、どうにかして、人形劇を通じて小さな子どもたちに感じてもらいたい…と思ったのでした。
人形劇にするにあたって、テーマは、「人類が植物を育てて食べ物を手に入れるようになった素晴らしさ」としました。
脚本は何度も何度も書き直しました。実際に人形や小道具・大道具を作って演じてみなければわからないことが多すぎて、実際に作ってみて演じてみた結果、せっかく作ったのにボツになったモノも多々ありますし、中にはまれに、一度ボツになってまた復活したものもあります。
その結果、やっと、納得のいくものに仕上がってきた近頃です。
思えば、初めて「科学じっけん人形劇」を演じたときは、ものすごく緊張しました。クライマックスの実験をしたときに「おおっ!」と会場から歓声が起こったときは、うれしいというよりホッとしたことを覚えています。
そうそう、今年度から、水分子(あかぱんつくん)が、そういえ婆さんとのやりとりの中で、水分子について説明するという、幼児対象の演芸としてはおそらく前代未聞のことも始めましたが、これがまた、子どもたちに受け入れてもらえているところです。酸素原子と水素原子が水分子になるところなど、かわいいんですよ。
「科学じっけん人形劇」・「たねをまいたら…」・「とび出せ!あかぱんつ」など、考えてみると、あかぱんつは、今まで多分人形劇でやられたことのない、新しいジャンル <科学もの> に挑戦してきました。 <科学を教えるために人形劇を使う> 方法は、過去にもあったとは思うのですが、あかぱんつは、そうではなく、エンタテイメントとして、 <科学もの> をやろうとしています。これからも、アイデアがあれば、そんな作品を創っていきたいと思います。
今、考えているのは、無言劇で、言葉の壁を越えて世界中の老若男女が楽しめる、人形劇ならではの作品が作りたい…ということです。これは、新ジャンルとは言えないかもしれません。今までにもたくさんの人形劇の先輩たちが作ってこられたジャンルになるかもしれません。そんな作品に、難しいけれど挑戦してみたいな…と夢を見ています。(ユクト)

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そもそも「たねをまいたら…」の発案は、科学の授業を研究しているサークルでの体験がスタートでした。それはそれは楽しい体験でしたが、その体験が楽しかったのは、その前にいくつもの体験が重なっていたからこそでした。人形劇でそれだけの体験を重ねてもらう時間はありませんし、小さな子どもたちに科学の授業を理解してもらうこともできません。でも、この時に感じた科学の楽しさを、どうにかして、人形劇を通じて小さな子どもたちに感じてもらいたい…と思ったのでした。
人形劇にするにあたって、テーマは、「人類が植物を育てて食べ物を手に入れるようになった素晴らしさ」としました。
脚本は何度も何度も書き直しました。実際に人形や小道具・大道具を作って演じてみなければわからないことが多すぎて、実際に作ってみて演じてみた結果、せっかく作ったのにボツになったモノも多々ありますし、中にはまれに、一度ボツになってまた復活したものもあります。
その結果、やっと、納得のいくものに仕上がってきた近頃です。
思えば、初めて「科学じっけん人形劇」を演じたときは、ものすごく緊張しました。クライマックスの実験をしたときに「おおっ!」と会場から歓声が起こったときは、うれしいというよりホッとしたことを覚えています。
そうそう、今年度から、水分子(あかぱんつくん)が、そういえ婆さんとのやりとりの中で、水分子について説明するという、幼児対象の演芸としてはおそらく前代未聞のことも始めましたが、これがまた、子どもたちに受け入れてもらえているところです。酸素原子と水素原子が水分子になるところなど、かわいいんですよ。
「科学じっけん人形劇」・「たねをまいたら…」・「とび出せ!あかぱんつ」など、考えてみると、あかぱんつは、今まで多分人形劇でやられたことのない、新しいジャンル <科学もの> に挑戦してきました。 <科学を教えるために人形劇を使う> 方法は、過去にもあったとは思うのですが、あかぱんつは、そうではなく、エンタテイメントとして、 <科学もの> をやろうとしています。これからも、アイデアがあれば、そんな作品を創っていきたいと思います。
今、考えているのは、無言劇で、言葉の壁を越えて世界中の老若男女が楽しめる、人形劇ならではの作品が作りたい…ということです。これは、新ジャンルとは言えないかもしれません。今までにもたくさんの人形劇の先輩たちが作ってこられたジャンルになるかもしれません。そんな作品に、難しいけれど挑戦してみたいな…と夢を見ています。(ユクト)

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